やはりUIデザインに特化してるSketch
はじめはSketchに選択ツールがなくて焦る
Adobeに慣れていると、Sketchいじりはじめは「あれ!?」選択ツールどこ行った!?
ポインタを矢印のヤツ(Adobeでいうところの選択ツール)にしたいのに、
ツールバーにも、表示設定のカスタマイズ内にもそれらしいものが見当たらないじゃないか!
どーなっているんだ!!
と焦る瞬間に遭遇したりした時もあったのですが、escボタンを押すと幸せになれるんですね。
慣れると快適なんですが…最初は戸惑いました。
Adobe操作中でも何かにつけてescボタンを押してしまう癖さえついてしまいました。
実際に触ってみてUIデザインに特化していると実感
Adobeどっぷりだった私が、業務でSketchでUIデザインするようになって数ヶ月経ちますが、やはりこれだけ浸透してきた理由を実感しています。
以前はアプリデザイン時に、Illustratorのシンボル機能などを用いて、各サイズを書き出す時にはバッチ処理などを用いて書き出していました。
数年前のその当時、現在Adobeにも機能として備わっているアプリアセット書き出しが無く、今思うと結構面倒な事をしていました。
現在は、Sketchの後を追うようにAdobeにもアプリパーツ用のアセット書き出しが出来るようになっていますがこれがなかった数年前はやや苦労しました。
さらにその当時の話をすると、画面デザインといえばPhotoshop一択だと固執する人達も割と周囲に多く居たので(いや、Photoshopは素晴らしいです今でもよく使います)仕事仲間の間ではベクター管理しやすいイラレなどで画面管理することを嫌がる仲間さえいたし
※ Googleのマテリアルデザインのオープンソーステンプレートなんかでも、もはやイラレ(ベクター)で配布されていたような時代になっていたのに
ベクターで管理したい&画面とパーツを一括管理したい自分としてはその当時は非常にモヤモヤしていた時期でありました。
とはいえ、それらの課題は、Illustratorで事足りますので、とりあえず何ら問題はありませんでしが、そういう時期を経てSketchを実際に操作していってみると、シンボルパーツやコンポーネントの一括管理やモックアップ作成などの点、そして、エンジニアとのやりとりの点で言えば、非常にSketchは優れていると実感しています。
SketchでUIデザインする利点
Sketchのメリットは多くの人が語り尽くしているので
Sketch初心者な私が、普段触ったり人から教えてもらったりして「いい!」と特に感じた部分を4点ほど書き連ねます。
- UIコンポーネントやパーツの管理がしやすい
- エンジニアとのやりとりがしやすい
- アセット一括書き出しが楽
- 早い軽い安い
画面の拡大縮小にもコンポーネントのシンボルを伸ばしても、中のオブジェクトは等倍で維持されたり、色々素晴らしい。
各アセット用の一括書き出しが楽で、iOS / Android どちらにも対応しています。
ファイル名に @2x とか @3x とかそういうのもちゃんとつけて書き出してくれるので助かります。
たくさんのアートボードを並べても動作が速くてスムーズです。
UIデザインをやってると、全画面やパーツを、ひとつのファイルで管理できることが完成度の向上にもつながるということを実感します。
全体把握にも役立ちます。
さらには、レイアウト指定も簡単に作成できるので、エンジニアとのやりとりもスムーズ!はじめて知った時は感動しました!
そして、Adobeよりは安価なので導入のし易さがあります。
プレゼンテーションやモックアップ確認に役立つプラグインも豊富で、用途によって広がりが出ることでしょう。
しかし、個人的にまだまだ追いきれていません(泣)
プロトタイピングツールの戦国時代と言われて久しいですが、なんか凄いことになってるのは分かります。
Sketchは非常にスピーディーに進化を遂げて来たようですし、今後も期待大です。
とはいえ、Adobeを長年使ってきた私はIllustratorもPhotoshopも大好きですのでどっちも使っていきつつSketchも使ってみる。
それに、写真素材の細かい色調整等は、やはりPhotoshopは欠かせないですし。
用途によっていいとこ取りをしながら業務に生かしていこうと思います。